花王前会長による「新しい資本主義」のレビュー記事

2009年 9月 21日

花王前会長の後藤卓也氏は日経ビジネスの9月7日号に、公益資本主義研究を一緒に進めている原丈人氏の著書「新しい資本主義」をレビューしています。(9月21日現在、「新しい資本主義」はアマゾンの経済学新書のランキングでは2位となっています。)後藤氏は企業を経営しながら株主至上主義に対して疑問を抱くようになったそうです。レビュー記事では下記のように書いています。

社員がお客様のために一生懸命に働くことでしか会社は成長できない。業績も、株主への配当もその結果に過ぎない。

短期志向のアクティビスト投資家を厳しく批判しています。

とにかく配当を吹き出させて、株価が上昇したら売り抜ける。その後、企業がどうなろうと知ったことではない。

最後に公益資本主義に触れています。

作者が「金融資本主義」に代わるものとして考えているのは、事業を通じて「公益」に貢献することを最大の価値として認める「公益資本主義」。そこにこそ日本の活路がある、という著者の前向きさには、読後、勇気づけられる人が多いのではないか。

大企業経営の経験者である後藤氏のコメントは、公益資本主義の実現おいて大変意味のある評価だと思います。