デビッド・ジェームズ・ブルナー(djb@davidjamesbrunner.org)は次世代メールの技術を開発するベンチャーModuleQの創業者およびCEO。スタンフォード大学コンピューターサイエンスを卒業し、ボストン・コンサルティング・グループ(東京、サンフランシスコ)を経て、2009年にハーバード学院大学とハーバード・ビジネス・スクール共同博士課程「情報・技術・経営」から博士号を取得。東京財団の研究員。
コンサルティング歴はソフトウェア、金融、バイオテック、製薬、製造、アパレルなどの大手企業およびベンチャー・ビジネスに及ぶ。2010年7月から柔軟性の高い次世代情報システムの設計について新生銀行と共同研究。2010年にアベグレン奨学基金の第一号の研究員として選ばれた。
「公益資本主義」の概念を作った研究チームの一員。資本主義の改革については『21世紀にふさわしい資本主義の再設計』(東京財団 2010)、『公益資本主義の確立に向けて(下)公式・非公式の「制度」を再設計する』(週刊ダイヤモンド 2009)、『公益資本主義の確立に向けて(上)株主至上主義・市場万能主義の限界』(週刊ダイヤモンド 2009)の著作論文がある。公益資本主義についての講演は東京大学、早稲田大学、関西学院大学、経済産業省、日本証券アナリスト協会、日本印刷技術協会を始め、多数の企業研修や私的勉強会。
スタンフォード在学中に日本のベンチャー・ハビタットを研究し、同大学ファイゲンバウム名誉教授と共著本「起業特区で日本経済の復活を!」を執筆(日本経済新聞、2002年)。日米両国においてベンチャー企業の経験があり、ベンチャー育成について京都府の相談役を努めたことがある。
初めての来日は1998年夏の金沢でのホームステイ。文部省の日本語日本文化研修生として静岡大学に一年間留学。