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燃やさない文明は可能 スタンフォード大学の教授

前に東京大学の村沢特任教授が提案する「燃やさない文明」を紹介しました。燃やさない文明は果たして可能だろうか。スタンフォード大学のジェイコブソン教授(Mark Z. Jacobson)の研究によると20〜40年で実現できるそうです。技術的なハードルも経済的なハードルも乗り越えられますが、必要なのは決心とリーダーシップ。日本に期待したい領域です。

A new study – co-authored by Stanford researcher Mark Z. Jacobson and UC-Davis researcher Mark A. Delucchi – analyzing what is needed to convert the world’s energy supplies to clean and sustainable sources says that it can be done with today’s technology at costs roughly comparable to conventional energy. But converting will be a massive undertaking on the scale of the moon landings. What is needed most is the societal and political will to make it happen.

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村沢義久氏の提案する「燃やさない文明」

東京大学特任教授の村沢義久氏は、サステイナビリティ(持続可能性)の権威です。公益資本主義の研究では「持続可能性」を公益の必須条件として取り上げていますので、村沢氏の研究をご紹介したいと思います。「25%削減は不可能ではない 目指すは『燃やさない文明』」という記事では村沢氏は民主党の温暖化ガスに対する姿勢を分析しています。記事の結論は下記の通りです。

温暖化ガスの大幅削減には負担が伴うことは事実だが、自動車の電気化とメガソーラー推進は将来に対する投資であり、当然、大きな景気浮揚効果が期待される。日本は、エネルギー自給率を大幅に向上し、新たな国際競争力を獲得し、この歴史的な転換のリーダーシップをとる絶好の機会を逃してはならない。

持続可能性を追求することは短期にコストがかかる一方、プラス・サム・ゲームの新しい可能性を作っていきます。短期的な利益にとらわれている投機家やリスク回避志向に陥っている経営者は嫌がるでしょうが、長期的な視点で経営している企業にとっては貴重なチャンスでしょう。